【無駄こそ人生!?】無駄なことこそ楽しい。子供から学ぶ無駄の豊かさ。とは…
私は一時期、何をするにもお金に換算して動いてしまう時期がありました。
例えば、私の趣味はピアスやネックレスを作るハンドメイドなんですが、最初はそんなに作ることに夢中にはなりませんでした。
作るのは大好き。材料を買いに行くのはとってもワクワクします!でも続けなかった理由は「ハンドメイドなんてやってもお金にならないし、無駄になるだけ」と思っていたからです。
作ること自体が楽しいので、作り始めると大量に作品が溜まっていきます。あまりの多さに、自分では使い切れません。
かと言って、素人がネットなどで売っても大して売れるわけもなく。。。材料費はかかるし、お金と時間の無駄だと思って作るのをやめてしまったんです。
でもその話を友達に話したら「ニコちゃんはなんでもお金で考えすぎ!無駄なことこそ楽しいのに。」と言われました。
そうなんです。私はいつも何かをするとき、「これはお金に変換できるかな?」ってまず考える癖があったのです。
無駄こそ人生!ってどういうことか
「無駄こそ人生」とは、今の私にとっては大切な言葉です。
大人になると、「こんな無駄なことはやめよう」と理性で考えて本当はやりたいこともやらなくなってしまいます。
でも無駄だと思えることこそ楽しかったり、人生を豊かにするヒントが隠れているんです。
それは趣味だけの話ではなく仕事にも大いに関係するのです。
仕事をすればするほどお金がもらえる働き方
なぜ何でもかんでもお金に変換して考える癖があったのかというと、それは働き方が影響していたと思います。
私はフリーランスのwebデザイナーになって8年。
フリーランスと言っても、いろんな働き方がありますが、私の場合は一つの仕事を納品すると報酬がもらえるスタイルがメイン。だから仕事をすればするほどお金がもらえます。
仕事をすればするほどお給料がもらえる働き方を続けてきたせいで、「行動する=お金がもらえる」と偏った考え方になっていました。
お金にならないことは無駄なこと。それより仕事をしてお金をもらったほうがいい。
そんなふうに考えていたんです。
無駄なことこそ人生を豊かにする
趣味とは大体がお金をかけてやる”楽しみ”ですよね。趣味でお金が得られるようになったら、それは趣味ではなく仕事になります。
私はお金を稼ぐことばかり考えて、”人生の楽しみ”を楽しむことを失っていました。
だけど人生の豊かさを感じるのは、お金を稼ぐことではなくて、心から何かを楽しんだり、没頭したり、情熱を注ぐことかな…と今は感じています。
つまり、無駄なことこそ人生を豊かにするのではないでしょうか。
でも趣味って無駄なことではありませんよね。友達や仲間ができたり、何よりも心が弾むほど楽しかったり、人生の質は確実に高まります。
今、この記事を読んでいるあなたも、趣味だったり「何かしてみようかな?」とふと思いついたとき、「どうせお金にもならない無駄なことだし、やめよう」と考えてやめていることはありませんか?
「無駄こそ人生」でも無駄なことができない大人
大人になり、家族を養ったり、責任のある立場になればなるほど無駄なことができなくなる人は多いのかもしれません。
だって必要なことはまず、安定する生活を確保すること!子供みたいに遊んでる暇なんかない!
と考えて、無駄を排除した人生を送る方は多いようです。私もそうでしたが…
だけど、ちょっと思い出してみてください。私たちが子供の頃、それはそれは無駄なことばかりしてましたよね?
もしくは近くにいる子供たちを観察してみてください。
子供たちは放っておけばずーっと遊んでいます。なんの生産性もないような遊びや、「それ、何に使うの?」と思うような工作を作り続けます。
でも遊んでいる子供たちはとても楽しそうですよね^^
子供は無駄の天才!
以前、息子と息子の友達家族とお台場の砂浜に行きました。お台場の海は海水浴はできないので、砂浜で水遊びをさせていたんです。
でもしばらくすると「飽きた〜」と子供達が言いだしました。でも私や他のお母さんたちはもう少し子供達だけで遊んで欲しかった。
そこで私の友達が「砂浜に大きな穴を掘って、海水を入れたら池ができるかもね!?」と言いました。すると男子たちは目を輝かせ、「池作る!」と穴を掘り出しました。
そしてある程度の穴ができたら、一生懸命海水を運んでは穴に入れ始めました…が、子供が運べる程度の少ない海水を入れてもすぐに砂に吸い込まれてなくなってしまいます。
それでも子供達は何回も往復して水を運び、池作りを楽しんでいました。
それを見て、「なんて不毛な遊びだろう!?」と思いました。でも本当に子供達はワイワイ楽しそうにしていて、見ているこちらも楽しかったです。
大人だったら「砂浜に池なんて作ってなんの意味があるの?すぐ消えるのに。体力の無駄だよ。」なんて言いそうだけど、子供は後先のことは考えず、「今!俺は池を作りたいんだ〜!」と今しか見ていません。
でも実はそんな無駄、不毛なことこそ人生を豊かにするのかもしれない…と子供を見ていると感じてしまうんです。
無駄なことを本気で楽しんでみる
大人だって、無駄だと思うけどちょっとやってみたいなって感じることは、どんどんやってみるといいと思うんです。
私は「これやってみようかな?」って閃いたときに、「無駄になる」「ゴミにしかならない」「もったいない」という言葉が浮かんできたら、とにかくやってみるようにしています。
人生の豊かさとは、一体どんなことを言うのか。人それぞれの考え方があると思います。
私の場合は、人生の豊かさとは「どれほど無駄なことを本気で楽しめるか」という要素が大きいと考えています。
仕事ばかりして、お金のことばかりを考えてた以前の私は、今のような人生の楽しさや豊かさは感じられませんでした。でも今は無駄を楽しむ心の余裕もでき、子供のように夢中になる楽しさを思い出しました^^
無駄なことこそ楽しい。
皆さんも、どんどん無駄なことをやってみませんか?
無駄だと思うようなことでも、本当は無駄なんてことはなく、宝物になるかもしれませんよ^^