今日は私もお仕事を依頼したことのある、イラストレーターのにへいみきさんにインタビュー！
イラストレーターとして働きたい！と考えている女性は多いし、イラストだけでなくデザイナーとして働きたいと考えている方にも、この記事はとても参考になるはずです。
イラストって「本人と雰囲気が似る」と言われているのですが、まさしくその通り！
にへいさんもご自身の描くイラストに似ている、優しい雰囲気の女性です。
にへい みきさん
書籍やwebサイト、広告等のイラストレーション制作。依頼があればグラフィックデザインの仕事も。
ある一日のスケジュール
| 6：30 | 起床 |
| 7：00〜 7：30 | 朝食、夫、子供の送り出し |
| 7：30〜 8:30 | 洗濯、掃除等の家事 |
| 8：30〜 12:30 | 仕事（午前中は案出しやラフ画制作など頭を使う作業を優先） |
| 12：30 | お昼 |
| 13：00〜 | 仕事（午後は映画や音楽を流しながらイラストの清書などの単純作業） |
| 15：00〜 15:30 | 余裕があれば休憩がてら夕食の準備を軽くする |
| 17：30 | 仕事終わり、夕食の準備 |
| 18：00 | 夫、子供帰宅 |
| 19：00 | 夕食 |
| 20：00 | お風呂 |
| 20：30〜 | 就寝まで子供と過ごしつつ自由時間 |
| 22：00 | 就寝 |
会社員デザイナーからフリーランスに
にへいさんの仕事場
私とは正反対です(笑)
にへいさん：今は週5日、1日8時間仕事をしています。
なるべく始業・終業時間を会社員の時と同じようにして、仕事とプライベートの時間を分けるように意識しています。
在宅フリーランスのクリエイターとは思えない規則正しい暮らし(笑)
素晴らしい…
フリーランスになったきっかけはありますか？
にへいさん：元々はデザイナーとして会社に勤めていましたが、体調を崩して仕事を辞めたことがきっかけです。
しばらく会社に勤めるのは難しいけれど働いていないと子供が保育園を退園になってしまうので、どうしようかと悩んでいる時に知り合いからイラスト制作の依頼があり、そのままフリーランスとして活動することを決めました。
今年にフリーランスになったばかりなんですよね！
フリーのイラストレーターになって、良かったことと困ったことはありますか？
にへいさん：良かったことは、クライアントさんに喜んでもらえたり、イラストを見たよって知り合いから声を掛けてもらえたりした時は、良い仕事が出来たなと思えて嬉しいです。
困ることは1人で仕事を出来るのは楽な反面、イラストのクオリティや制作スキル、知的財産への知識なども1人で学ばなくてはいけないので常にアンテナを張って情報をアップデートしていくのが少し大変です。
会社員でデザイナーだと、直接クライアントと話すのは営業担当だったりするし…
ご主人との協力体制が素晴らしい！
森の戦士ボノロン 10月号 配布冊子挿絵
にへいさん：会社員を辞めるのを勧めてくれたのは夫だったので「自分のスキルを活かした仕事ができてすごいね」と褒めてくれます。
また、在宅になったことで家族と過ごす時間が増えたことも喜んでくれました。
東京書店 鳥ぐらし vol.2 書籍挿絵
家事は分担しているんですか？
にへいさん：家事については夫の方が私よりも料理をするのが好きなので、夕食はあらかじめ私が食材を切っておいて、あとは帰宅後の夫に調理してしてもらったりします。
お互いの得意な家事（夫は料理、私は掃除など）を把握しているので、こっちやっておくからそっちはお願い！と適当に分担してもこなせるので助かります。
その他は保育園の送り迎えを夫が担当しています。
2人とも会社員の時は病気でのお休み・急な呼び出し等にどちらが対応するか決めるのが大変だったのですが、私が在宅になったことで普段の送り迎えは夫、急な対応は私とはっきり分担できるようになり、お互い気持ちの余裕が出来ました。
育児に関しては2人とも積極的に関わっているので、子どもも父親、母親どちらも大好きと言ってくれます。
今年は仕事の量によって過ごし方を変化させることを学んだ
コンペ「JIA Illustration Award 2020」ブロンズ賞受賞作品
にへいさん：開業してすぐに新型コロナが流行り出してしまったので、2020年の上半期は営業活動も制限され仕事もなかなか来なかったです。
ただ、仕事がない時期に保育園も登園自粛になり1ヶ月ほど自宅で子どもの面倒をみなくてはいけなかったので、ちょうど良かったなとも思いました（笑）
フリーランスになると仕事が薄くなる時期はどうしてもあるので、その時期をどう乗り越えるかがポイントになりますね！
にへいさん：はい。今回その時期はオリジナルの作品を作ってみたり、賞に応募してみたり。
仕事に追われてないからこそできる挑戦もして、結果JIA Illustration Award 2020のブロンズ賞をいただくこともできました！
下半期には徐々にお仕事のご依頼も入ってきたので、仕事がある時期、無い時期の過ごし方を今年1年で模索できたと思います。
ブロンズ賞受賞、すごい！おめでとうございます^^
お話しを伺っていると、本当に絵を描くのが好きな様子が伝わってきますね。
今後やってみたいことはありますか？
にへいさん：直近で挑戦したいことは自分の画集を作ることです。
自由に描きたいものを描いて、それを好きと言ってくれる人に見てもらえたら嬉しいです。
長期的な目標は、自分らしさを忘れずにイラストの仕事を長く続けられたら良いなと思います。
長く続けることで沢山の人に見てもらえますし、「こんな素敵なお仕事しているんだよ！」って成長した子どもにも自慢したいです。
いいですね、画集！
子供に自慢できる仕事って素敵ですよね。
今日はありがとうございました！
インタビューを終えて…難しい時間管理もバッチリ！
今回のインタビューで、にへいさんはとても真面目で、几帳面な人なんだなぁと感じました。
だからクライアントもきっとにへいさんの人柄に安心して、お仕事を依頼してくるのだろうと思います^^
フリーで在宅で働いていると、時間管理が難しく悩む方が多いのですが、にへいさんは素晴らしいですね！
また、ご主人との関係がとても理想的。
ワーママの悩みで多いのは、『家事と仕事のバランスが取れない』『夫が家事・育児を手伝ってくれない』の2つ。
でもにへい家はこの悩みは無さそう！
今後のますますのご活躍を期待しています♪
にへいさんの最近の活動紹介
SUZURIで販売中のオリジナルグッズの一部
にへいみきプロフィール
フリーランスのイラストレーター。
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、広告制作会社やメーカーでグラフィックデザイナーとして勤める。2020年に独立しイラストレーターとして活動を開始。
主に書籍、冊子、WEB等のイラスト制作を担当。
Illustratorを使用したシームレスでカラフルなイラストを得意としています。
やわらかく優しいタッチで伝えたいことを形にします。
・JIA Illustration Award 2020 ブロンズ賞受賞
・SUGAR Illustrator’s CLUB × Adobe fresco トップページイラストコンペ 選出
最近の主なお仕事
・東京書店 鳥ぐらし vol.2 書籍挿絵
・森の戦士ボノロン 10月号 配布冊子挿絵
・石川酒造株式会社 WEBサイト内特設ページ「福生の観光巡り」 MAPイラスト
ポートフォリオ・実績はWEBサイトに掲載しています。お仕事のご相談等お気軽にお問い合わせください。
●WEBサイト
https://nihei-miki.com
●オリジナルグッズを販売中
SUZURI: https://suzuri.jp/miki_2m
