最近注目を浴びているテレワーク。昔からある働き方の1つですが、インターネットの普及や、便利なアプリケーションが出揃ってきたこともあり、どんどんテレワークを導入している企業が増えてきていますね。
また子育てが始まると、子供に合わせた生活スタイルが求められ、家で仕事ができるのは魅力的に感じる方も多いようです。
ですが実際のところ、テレワークは本当に便利な働き方なのでしょうか?
この記事ではテレワークについての説明と、すでにテレワークを体験しているワーママたちの生活の様子やメリット・デメリットをアンケートで聞いてまとめました。
テレワークについて興味があるけど、自分でも出来るのか気になっている方。
またテレワークってそもそもどんな働き方なの?と思っている方は、是非最後までお読みください。
テレワークとは
コロナが流行り出した影響で、テレビやメディアで「テレワーク」という言葉を頻繁に目や耳にする機会が増えました。
でも「テレワーク」という言葉は聞き慣れなくて、何のことだかわからない方も多いのが事実!
テレワークと聞いて、「テレフォンを使った働き方?」なんて勘違いをしている方も多いんです。
テレワークの意味は、テレ=離れたところ + ワーク=仕事 と言うこと。厚生労働省では以下のようにテレワークを説明しています。
テレワークとは、「ICT(情報通信技術)を活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」です。
「在宅勤務」「モバイルワーク」「サテライトオフィス勤務(施設利用型勤務)」の3つのテレワークの形態の総称です。
参照:厚生労働省 https://work-holiday.mhlw.go.jp/telework/
つまり、会社員でも自営業でも、通常のオフィスとは離れたところで働くことを「テレワーク」と言います。
ちなみにテレフォンは、テレ+フォン(電話)ですね。テレフォンという言葉はメジャーなので、テレワークという言葉がわかりにくく感じる方が多いのでしょう。
テレワークは別名、リモートワークとも言います。個人的にはリモートワークの方がわかりやすいと思いますが、昔からテレワークという言葉があり、使われていたそうです。
テレワークは子育て世帯に人気がある
先日ワーママスタイル編集部は、「今はテレワークを行なっていない働いてる男女30名」にテレワークについてのアンケートを取りました。
その中で、「テレワークで働きたいと思いますか?」との問いには、28名の方が「テレワークにしたい」との回答でした。
「完全にテレワークにしたい」「たまにテレワークにしたい」と答えた方の理由の一例は以下の通り。
- 子供が小学生になると帰宅時間が早くなるから,預ける場所、見ててくれる人が近くにいないため
- 子供たちに何かあったら柔軟に対応できるから。なるべく家で仕事をして、何かあったらすぐに対応できる状態にしておきたい
- 複数の仕事を持ちたいから
- 自分の時間が欲しいから
- 通勤は無駄な時間と思うため
テレワークは職場にとらわれず、働く場所を自由に自分で決めることができるので、子供が小さい子育て世帯から人気があるようです。子育てをしている女性たちの中には、在宅で仕事をすることに憧れを持っている方も多いですよね。
とはいえ、企業によってはテレワークの導入は難しい場合が多く、取り入れるためには機材を整えたり、他の社員との連携の問題もあるため、踏み切ることができないようでした。
今年に入りコロナの問題が浮上すると、今まで二の足を踏んでいた企業の多くがどんどんテレワークを導入することになりました。
ですがテレワークは業務内容によって向き不向きがありますし、作業効率を職場勤務時と同じように保つためにはそれなりの準備が必要でうまくいかないケースも多いのだとか。
テレワークを望む声が多い一方、望み通りにできるようになるためには、いくつもの壁を乗り越えないといけないのですね。
テレワークをしている方へのアンケートからわかる在宅ワーカーの子育て事情
今回、すでにテレワークを経験している男女30名にもアンケートに答えていただきました。
このアンケート結果を見ると、テレワークは子育てをしている方には便利な一方で、環境の整備や仕事仲間とのコミュニケーションが希薄になるなどのデメリットも多いことがよくわかります。
「テレワークと会社に出勤、どちらの方が仕事が捗りますか?」との質問に対し、「出勤した方が捗る」と回答した方は少なく2名だけでした。
業務内容にも左右されますが、オフィスで仕事をするよりも自宅で作業をする方が捗る方が多いという結果は、ワーママスタイル編集部としては意外なものでした。
「子供が自宅にいても仕事ができますか?」との質問には、「できない」「できるがスピードが落ちる」と答えた方が半数以上いました。
子供の年齢や性格にもよりますが、どうしても子供は遠慮なく「ママ〜」「パパ〜」と話しかけてきます。また一人で遊んでいても、同じ空間に子供がいるだけで気が散ることも…
テレワークのメリットとデメリット
テレワークのメリットとデメリットについても教えていただきました。
テレワークのメリット
- 起きてすぐに業務を開始できる。通勤往復3時間が有効に使え、身体が楽である
- 自分のスケジュールに合わせて仕事ができる(昼に予定があると夜に仕事をしたりなど)
- いつでも(海外旅行中でも)仕事に対応できること
- 自分のペースで集中して仕事ができるところ、無駄な会議に参加する必要がないこと。
- 家族で過ごせる時間が増えた
- 子供が熱を出しても仕事ができる
- 休学措置中の子供と一緒にお昼ご飯を食べたり、話相手になれる。音楽を聴きながら仕事できる。好きな服着れる
テレワークのデメリット
- 時間制限がないので公私の区別がつけがたく深夜まで仕事をしてしまう
- パソコン操作など分からない時に聞ける人がおらず自分で調べるしかない
- 子どもが一緒にいる時は、ほとんど出来ない
- 業務をこなすためのPC環境が整っていない。テレワークは会社から支給のノートパソコンで行うため画面が小さくキーボードも打ちにくくタイプミスも……
- 自宅にいることで集中力が散漫になりがち、外からの目がないので自分との戦い
- 刺激がなくて単調になりがちなときは仲間の影響を受けたほうがはかどりやすい
- ちょっとした相談を同僚にするのに心理的抵抗がある
通勤時間がなくなり、自分のペースで仕事ができるのはテレワークの最大のメリットかもしれません。
ですがその一方で、公私の区別がなくなり自分で作業効率をコントロールしなければならないのは難しい場合もあります。
また仕事をする環境を自宅でもきちんと整えるのは、最初はハードルが高いと言えます。
テレワーク実践者のリアルな1日
テレワークに興味があるけど、実際に自宅でどんな風に仕事をしているのかイメージはしにくいものです。
そこで、5名のテレワーク実践中のワーママの仕事風景を覗き見してました!
「テレワークに興味があるけど、どんな風に働けるのか想像できない!」という方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
テレワークを実践中ママのリアルな仕事現場
Vol1 フリーランスでWebメディアのアシスタント業務をこなすじゅんさん▶︎
Vol.2フリーランスでWebデザイナーをしているニコさん▶︎
Vol.3 通信関連企業の管理職をテレワークで行う まりこさん▶︎
Vol4 製造業の会社員として週に一度テレワークで働く くまママさん▶︎