【「本当は共働きしたくない」ワーママの本音と共働き夫婦のメリット・デメリット】
女性が社会的に活躍できる場が増え、共働き家庭が当たり前となった現代。
ママになっても仕事を続けることで「社会に必要とされている」「誰かの役に立てている」という実感を得ている人も多いですよね。
しかし、一方で「本当は共働きしたくない」「できれば専業主婦になりたい」と考えるワーママも少なくありません。
この記事では「共働きしたくない」という声をもとに
- 共働きしたくない理由・ワーママの本音
- 共働きのメリット・デメリット
- 共働きについての夫の気持ち
- 共働きじゃない家庭の実態
- 共働きしたくない場合の解決策
を解説していきます。
「共働きしたくない」と考える方は、夫の声や共働きじゃない家庭の意見なども参考になるので、最後までお付き合いください。
記事の最後に、ワーママスタイル編集部のリアルな意見も掲載しているので、ぜひそちらも読んでくださいね♪
本当は共働きしたくない!ワーママの本音
まず、「共働きしたくない」と考えるワーママの本音と、その理由について解説します。
共働き家庭にもいくつかのパターンがあり、共働きに対して肯定的な考えがある家庭と否定的な考えがある家庭に分かれますよね。
実際、ワーママスタイル編集部では「共働きしたくない」という声は少なく、生活に対しても不満は多くありません。(ワーママスタイル編集部の声参照)
でも、「本当は共働きなんてしたくない!」と思っているワーママもいるのは事実。
「共働きしたくない」と考えているワーママはどんな悩みを抱えているのでしょうか。
ワーママが「共働きしたくない」と考える主な理由は、
- 家事・育児の時間が十分に確保できない
- 朝から晩まで常に時間に余裕がない
- 共働きなのに、自分ばかり忙しい
この3つが特に多く、やはり「時間的な余裕がない」というのが大きな要因です。
「共働きしたくない」と考えるワーママの背景には、共働き世帯の増加が起因しています。
共働きしたくなくても、現代は「共働きが当然」という風潮があるので共働きしないという選択肢を選びづらいと感じている方もいるかもしれません。
そもそも「働きたくないから結婚したのに!」と専業主婦になるための手段として結婚したという人もいますよね。
男女共同参画が統計したデータでは、2019年には共働き世帯は全体の約7割、フルタイムで働いている妻は全体の4割を超えています。
パートタイムだと週35時間未満、フルタイムだと週35時間以上働いていることになります。
仕事に出る時間が増えるということは、家事や育児の時間配分ももちろん変わってきますよね。
夫の仕事が多忙であったり、家事・育児に非協力的だと、どうしても妻の負担は増えてしまいます。
「夫が家事を手伝ってくれない!」と悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてみて下さいね♪
家事をしてくれない夫にイライラ!イライラしない人もいる!?【ワーママの悩み相談】
共働きのメリット・デメリットは?
ここからは、共働きのメリットとデメリットを3つのポイントに分けて解説していきます。
「共働きしたくない」と考える妻がいる一方で「あえて共働きしている」という方がいるのも事実ですよね。
共働きをすることによって得られるメリットが、共働きをすることによって得るデメリットを上回るからです。
共働きのメリット
共働きをすることで得られるメリットは、大きく分けてこの3つ。
- 世帯収入が増える
- もしもの場合の収入源が確保できる
- 社会的な繋がりを持てる
やはり、一番大きなメリットは「世帯収入が増える」ということです。
世帯収入が増えれば、生活レベルをあげることもでき、生活にゆとりを持つことができますよね。
また、子供の将来や夫婦の老後で不安材料となるお金を準備することができます。
さらに、「もしもの場合の収入源が確保できる」というのも見落としがちなメリットです。
夫の収入源のみだと、もしも夫が病気や事故で働けなくなった場合に不安が残ります。
共働き世帯であれば、夫が働けなくなった場合や失業してしまった場合でも、収入源を確保することができます。
働きに出ていない場合、どうしても制限されてしまうのがコミュニティです。
子育てをしながら、ママ自身が個人のコミュニティを持つのは結構難しいですよね。
働くことによって、就業場所でのコミュニティができ、社会的な繋がりを持つことができます。
共働きのデメリット
共働きすることによって、どうしてもデメリットになってしまうのがこの3つ。
- 子どもと過ごす時間が短い
- 時間に追われがち
- 不満やストレスを感じやすい
共働きするということは、子どもを保育園や幼稚園に預けることになり、どうしても子どもと過ごす時間は短くなってしまいます。
一緒に過ごす時間が短くなることで「愛情不足になってしまったらどうしよう」と考える人も少なくありませんよね。
でも、子どもと過ごす時間は「量より質が大事」で、どれだけの時間過ごしたかというよりは、何をして過ごしたかということが大事だと言われています。
ワーママが一番、日常で感じやすいのが「時間が足りない」ということですよね。
仕事から疲れて帰ってきても休む暇なく、家事育児。
どちらを優先することもできずに育児をしながらの家事は特に大変です。
子どもを寝かしつけるまでに、食事に洗濯、お風呂に片付け……タスクは山積みですよね。
家事を効率よくやるには適度な手抜きと、時間管理が必須。
家事のタスク管理については、こちらの記事を参考にして下さいね♪
家事はタスク管理でラクになる!ワーママが毎日頑張りすぎない為の実践方法
人は、時間的な余裕がなくなるとイライラしてしまいます。イライラが募れば、不満やストレスに繋がりますよね。
共働き家庭でイライラが最も集中しやすいのが「夫が協力してくれない」「私ばかり忙しい」ということです。
また、責任感が強い方は「家事も育児も完璧にしなくちゃ」と気負ってしまいがち。
不満やストレスを感じる場合は、夫婦での時間を作って、お互いの思いを話し合うことが大切です。
パートナーシップについては、こちらの記事もとても参考になりますよ♪
ヨーロッパで見た夫婦のパートナーシップ!見習うべきポイントは◯◯な姿勢
共働きの妻に対して夫はどう思ってる?
以前、ワーママスタイルでは「妻が働くことを夫はどう思ってる?男性の本音を聞いてみた!」という記事内でも共働きの家庭の夫の本音について書かせていただきました。
「妻には働いて欲しい」と思っている方が圧倒的に多く、「夫婦一緒に家計を支えていきたい」と思っている夫が多いという結果に。
共働き家庭の夫は、妻が働くことについては結構ポジティブな意見が多いのが印象的でした。
しかし、ネット上では
- 共働きの妻が生活費を出さない
- 理想が高すぎる妻についていけない
- 本当は家にいて欲しい
というネガティブな意見もありました。
今回は、この3つの意見について触れていきますね。
共働きの妻が生活費を出さない?!
「共働きの妻が生活費を出さない」と不満を抱いている夫がいるということに驚く方もいるのではないでしょうか。
お金の話がしっかりできていない場合、どうしてもお金についての不満は出てきてしまいます。
実際に共働き世帯90人に「妻の生活費の割合は?」というアンケートを実施しました。
アンケート結果でも分かる通り、生活費の負担をしていない妻の方が少数派ですね。
でも、妻の負担がないという家庭が2割あることもわかります。
2割の中には、もしかしたら「本当は妻にも生活費を負担して欲しい」と考えている夫もいるかもしれません。
アンケートの中で一番多かった意見が「夫と妻の収入を一つにまとめて、そこから支払いを行う」というスタイル。
夫の収入も妻の収入も「家庭の収入」として考えるというやり方です。
共働きになる際は、夫婦でしっかり、生活費やお金について話し合う必要があると言えますね。
共働き家庭の家計については、こちらの記事も参考にして下さいね♪
共働き夫婦の家計はどう分担してるの?3組の夫婦に聞いた管理方法を公開
理想が高すぎる妻についていけない……
共働きの女性が一番不満を抱えやすいのが「家事をしてくれない」「育児に協力的じゃない」という夫の行動に対するもの。
しかし、妻の不満に対して「妻の理想が高すぎる!」と悩んでいる夫も少なくないようです。
リクルートが実施している「共働き夫婦:家事育児実態調査2019」によると、9割以上の男性が家事や育児に参加するつもりがあるという結果が出ていますが、「家事・育児に協力しているつもりが、妻から文句を言われる」と感じている男性も3割以上もいるんです。
その一方で、妻は「夫が家事・育児に協力的じゃない」と感じているのですから、とても面白い調査結果だなと感じました!
夫がやる家事についても
- 私がやった方が早い
- 荒仕事で結局二度手間
という妻の声がある一方、
- あまりうるさく言われたくない
- 家事をしても感謝されない
といった夫の嘆きも……。
どうしても、夫にも同じクオリティで家事や育児をして欲しいと求めてしまいがちですが、まずはやってくれることに感謝することが大切。
お互いに仕事と家事、育児を両立していくためにどうしたらいいのかを話し合いながら調整していけるといいですね。
本当は家にいて欲しい
とても少数派ではありますが、「本当は家にいて欲しい」と考える夫もいます。
その背景には「育児と家事は妻がするもの」という古風な考え方や「外的な繋がりに不安」という意見までさまざま。
特に妻が働く必要がなければ、共働きしたくない妻と家にいて欲しい夫でバランスが取れますが、共働きせざるを得ない場合はお互いにストレスを抱えてしまうかもしれませんね。
共働きじゃない夫婦の実態
「共働きしたくない」という方が一番気になるのが、共働きじゃない夫婦の実態ではないでしょうか?
現在、駐在妻として海外に暮らしている、共働きではないワーママスタイル編集部のチカちゃんに話を伺いました!
専業主婦になったことで、ストレスに感じていることはある?
専業主婦だと「夫の稼ぎで欲しいものを買うのが気まずい」という意見もあるけど、金銭的な部分での不安や不満はない?
チカちゃんの場合は、夫の仕事の都合で「働きたいけど働けない」というケースですが、参考になる部分も大いにありますよね!
共働きじゃない世帯では、
- 子どもが小さいうちは家族優先にしたい
- 生活レベルを上げなければ、やりくりである程度生活できる
- 働ける状況になったら、働く予定
という意見も多いです。
共働きが当然という時代ですが、「共働きしたくない」と悩む女性もいれば、「本当は働きたい」と悩む女性もいて、女性の働き方については本当にいろいろと考えさせられますよね。
共働きしたくない場合の解決策はある?
共働きしたくない場合はどのような解決策があるでしょうか?
いざ、共働きを辞めるとなると問題になるのが「金銭的問題」ですよね。
- 夫の給料だけで生活することはできるか
- 将来的な備えをすることは可能か
- 夫にもしものことがあっても余力があるか
など、金銭的な問題を解決するために共働きを選択している家庭も少なくありません。
ただ、その問題を直接的に解決する手立ては「働かないこと」じゃないこともわかりますよね。
逆を言えば、金銭的な問題が解決しない以上は、共働きを避けることはできないと言うことです。
共働きをやめられないとするなら、共働きによって起こるストレスとどう付き合うかがポイントになってきます。
共働きしながらも、共働きによるストレスを軽減する方法はいくつかあります。
- 家事負担を軽減する
- 定期的に一人時間をとる
- 在宅でできる仕事をする
まずは、キャパシティをオーバーしているタスクを把握して、負担を軽減することが一番です。
夫婦で家事分担したり、便利家電を導入し、時間的な余裕を作ることでストレスが減ります。
加えて「一人時間をとる」ことを意識してみてください。
もし意識して一人時間を確保できない場合は、夫と話し合い、お互いに月1回や2回、自由な休日を持つのもおすすめ。
自分のために時間を使うことで、心も癒されて、リフレッシュできますよ♪
また、現在やっている仕事にこだわりがなければ、在宅でできる仕事を始めてみてはいかがでしょうか?
「そんなスキルないし、私には絶対無理だよ。」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、在宅ワークはそんなにハードルが高い仕事ばかりでもありません!
私自身、特別なスキルがない状態から在宅ワークを始めましたが、もっと早くにそうしておくべきだったといつも感じています。
私の在宅ワークに関することは、こちらを参考にしてくださいね♪
現役在宅ワークママが暴露!月収・時給・稼働時間などすべて公開します!
ワーママスタイル編集部の声
「ワーママの日常をより豊かにしたい!」と考えるワーママスタイル編集部に共働きについてアンケートを取ってみました!
共働きに対して不満はある?
時間は足りないと感じるけど、家事育児の他にも副業とか資格取得とか色々やってみると、自分の行動キャパ拡張になっていると思う。
共働きすることでストレスになってることは?
夫に家事負担してもらいたいと思わないから、自分のやりたいようにやってるよ!
共働きでよかったと思うこと
共働きに対して、ほとんどストレスや不満がないワーママスタイル編集部。
「たまに全てを丸めてぶん投げたい気持ちになることはある!」という回答に、100票くらい投じたいと思った私ですが、私自身も共働きしていること自体には不満はあまりありません。
でも、小さなイライラや時間的余裕のなさでストレスを感じる時はあります。
個人的には、家庭と仕事の両立には「時間のゆとり」がとても大切。
たまには自分のために使える時間を作りながら、働くことも楽しむ余裕ができるといいですね♪
ワーママスタイルでは、働くママの悩みやパートナーシップ、自分時間についてもご紹介しています。
ぜひ、参考にしてくださいね^^