ワーママにとって仕事・育児・家事のバランスを取るのは本当に大変・・・
できることなら少しでも負担を減らしたいですよね。
そんな時に思い浮かべるのは、ベビーシッターや家事代行サービス。
日本でもこれらのサービスは少しずつ普及してきていますが、使ったことある人はまだ少ないのが現実。
便利そうと思いつつも、実際利用するには少しハードルが高いですよね。
私も以前は「自分でできることだし、家に人を入れるなんてちょっと気がひける・・・」と思っていました。
が、海外に住んでいる今ではすっかり考え方が変わりました!
今回は私が知り合ったママ達に聞いた、ヨーロッパ周辺でのベビーシッター・家事代行サービス事情についてご紹介します。
ヨーロッパに住むワーママたちの強い味方:ベビーシッター
日本ではベビーシッターを頼む時というと
- 残業時(予定残業日などに合わせて依頼)
- 保育園のお迎え(迎えの時間に間に合わないから定期的に頼んでいるパターン)
- 病児保育
がメイン。
つまり、仕事など外せない用事のときに頼むというイメージです。
一方、私が知り合ったヨーロッパ周辺のワーママ達は、普段からベビーシッターの利用が当たり前という感覚。
仕事に復帰する前の育休中の頃からずっとベビーシッターを利用し、育休後に子供が保育園や幼稚園に入っても「まだ子供が小さい内は家でゆっくりさせたいから。」と子供のお迎えをベビーシッターに頼み、自分が仕事が終わるまでの間の面倒を頼んでいる人も多いんです。
また、リフレッシュ目的で利用するという声も多くあり、土日にベビーシッターを頼んで夫婦でデートに出かけたり、たまに夜ご飯を食べに行ったりなんて当たり前。
何だかちょっと贅沢にも感じますが、彼女達にとっては夫婦の時間も大切な時間なのですね。
私はそんな生活を送るヨーロッパのママたちを間近で見て、それを特別視したり子供に対する罪悪感を感じたりせず、自分時間を大切にする姿勢を感じました。
ただ大切な子供を預ける上でやはり気になるのはベビーシッターの人柄や子供との相性。
見知らぬ人に幼い子供をいきなり預けるのは、やはり不安が募ります。
この不安を解消するために、ベビーシッターを選ぶのは知り合いから紹介してもらったり、ベビーシッター会社に頼む場合は何度か頼んで人柄を見極めた上で依頼をしていたり。
ベビーシッターと気が合わない場合は、何度もチェンジすることもあるようです。
信頼できるベビーシッターが見つかってこそ、安心してリフレッシュする時間が取れるんですね。
家事代行の利用もハードルが低い!
ヨーロッパの家事代行の主な内容はハウスクリーニング。
日本では食事の作り置きなどの家事代行も流行っていますが、あまり食事に関して家事代行を依頼しているパターンは聞きません。
冷凍食品やケータリング、スーパーでの惣菜などを利用したり、食事の用意はいい気分転換だから自分でやりたいという声も。
ハウスクリーニングを行っているのは大体年配の女性で、家事代行を利用している人は大体週1〜2回決まった曜日に頼んでいるパターンが多いです。
ヨーロッパの家事代行について
- 価格:1000円程度/時間、3〜4時間/回(日本の半額〜1/3の価格設定)
- 内容:床・水周りなどの基本的な掃除、アイロンがけ、ベッドメイキングなど
またベビーシッターが家事代行(掃除)も担当してくれる場合もあり、自宅に来て掃除をしてから、子供を幼稚園(保育園)に迎えに行き、親の帰宅を待っていることもあります。
最初はベビーシッターに鍵を渡しておいて家に入っていてもらうと聞いた時は、かなりびっくりしました。
ヨーロッパの女性が家事代行を頼みやすい理由は、価格の低さと家に人を入れることのハードルの低さがあるのかなという印象です。
使えるサービスはどんどん使って負担を減らしていこう!
ベビーシッターや家事代行を積極的に取り入れているワーママに話を聞いている中で
「使えるサービスがあるんだから使わない手はない」
「仕事も育児も忙しいのに、掃除までしていられない。自分一人で無理することはない」
という声をよく耳にしました。
- 価格設定
- サービスの社会的な認知度の高さ
- サービス利用に対する心理的なハードルの低さ
日本とヨーロッパの国々ではこれらの違いが大きくあると感じます。
今回紹介したのはあくまで私の周囲のパターンなので、すべてのヨーロッパのワーママがこうだというわけではないし、国によって差はあると思います。
子育てが大変な時期は、こんな風にベビーシッターや家事代行の利用の仕方や考え方もあるので、日本のママたちにもぜひ参考にしてほしいです。
毎日忙しい日本のワーママ達。無理して家事も育児も自分でやらなきゃ・・・と抱え込まず、時にはサービスを利用してみるのもありではないでしょうか。